マインドリーダーの説得力を高める少しの工夫

説得力を高め、インパクトを大きくするための少しの工夫

ーーーーー以下は普段メガネを掛けている方用ですーーーーーーーーーーーー

● ダイレクトマインドリーディングにおいて、説得力を高め、インパクトを大きくするための少しの工夫です。実践しています。
● 大したことではありません。眼鏡を外すだけです。

● 僕は左右ともに近視で、眼鏡を常に着用しています。勿論、手品の最中もです。
それを外すのですから殆ど相手の表情はわかりません。大きなハンデを背負うことになります。

● しかし、相手のイメージをキャッチして読み取るという現象の際に、眼鏡が必要でしょうか。糞真面目に考えてみました。
● 常々奇妙に思っていたのですが、テレビに出ている自称霊能力者やサイコメトリーを演じているFBI超能力捜査官なる人物たちの眼鏡着用は、言って いることとやっていることが矛盾しているように思うのです(拡大鏡を使う、老いた霊能力者もいます)。

● 行方不明者の写真を見る際はその特徴を知るために眼鏡は必要でしょうが、そのあとはイメージを読み取るのです。
彼らは言わば心の目で見るのであって、肉眼ではありません。

● 「水が見える」「塔が見える」「形の変わった飛行機が見える」と語る彼らは、観ているのではなく感じているはずです。
彼らの言うことが本当であればの話ですが(笑)。

● 以前、ある霊能力者が病気や怪我がある被験者の身体を霊視する際、眼を細めて凝視しました。
この所作がどうも僕には解せないのです。

● ダイレクトマインドリーディングにおいても、色を感じ、マークの個数をイメージでキャッチする演目です。
目で見るものではないはずで、マインドリーディング系全般において視力は無関係であるべきと捉えています。

演るんだったら徹底したい。

● 尋常ではない能力を見せるため、眼鏡は外します。

● 数字を決めてもらい、サイレント・ランニング法でカード決定するまでは眼鏡着用で演じ、「では読み取りに入ります」のセリフと同時に眼鏡を外して テーブルに置きます。

ドキッとする相手の呼吸を感じます。

100%、相手は訊いてきます。「なぜ」と。

● 「必要ありませんから。集中するにはむしろ邪魔です。不必要な物はできるだけ排除します」と言うようにしています。

● 僕の眼鏡なしの顔を見る人は日常においてゼロに等しいほど稀です。
これだけでも雰囲気は変わり、希少価値は上がります。

● 「これは特別だ」「いつもとは違う」と思わせるだけでいいんです。
人は観たことがないものに惹かれます。
いつもとは雰囲気が違う僕を見て、冷静さを失い、思考力は確実に低下します。
トリックを推理しようという集中力を奪い取る効果があります。

● 特に「眼で観ているのではなく、イメージをキャッチして読み取っているのだ」と思われなくても構いません。
問われてもいないのに演者からわざわざ 理由を説明するのは、やり過ぎです。逆効果になる恐れがあります。

手品ではないと思わせたらいい。普通じゃないなと。

● 奇数か偶数かで外し、ハイかローかでも外す2度のハズレは殆どありませんが、仮にこのような事態に陥ったり、相手が疑いの笑みを浮かべてきた際には、落ち着いて慌てず騒がず外していた眼鏡を着用し、「方法を変えます。表情を読み取りますから全てYESかNOでお答えください」と演じます。

予想外の展開に驚くはずで す。

● 常に演者が精神的に優位に立てるよう、眼鏡一つで場の空気をコントロールする、というお話でした。

以上です。

 

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