3問正解と1問正解どっちが不思議
メモへの予言
二桁の数字を先ず思っていただき、私はメモに書き付けて鉛筆を置きます。
「何の数字を思いましたか?」「65です」
「ああすみません。やはり駄目です」私のメモパッドには「75」と書いてありました。何度かこれを繰り返します。
正解が「24」→私は「25」、正解が「59」→私も「59」、正解が「87」→私は「57」。
ズバリ当てたのは1度だけですが、「当たらないけどいくらなんでもすごく惜しい」と言われ、徐々に気味悪く感じてきたようです。
スワミギミック
「どうやって演るんですか」と訊かれ「色んな方法があってその中の1つがメンタルフォースですが、今やったのは手品ではなく統計とか直感です」と言っておきました。
(実際にはバンドライターなどを使っています)
これは私がたどり着いたスワミギミックの答えです。
1桁であれば早く書き込めますが、二桁だと少し間が欲しいのです。
そこでメモパッドの中央に既にギミックで「5」と書いておきます。
0~9までで一番苦手な数字が自分は「5」です。
たぶん一筆で書けないからでしょう。だから先に書いておきます。
49と45は印象として近いはずです。49と59もかなり惜しいハズレです。
相手の答えによって十の位か一の位に5を持ってきて、あとは惜しいハズレを続けます。
3問正解と1問正解どっちが不思議
「1回のズバリ正解」より「3回の惜しいハズレ」のほうが不気味なものです。
そして「タネがある」とは絶対に思われません。
間がほしいために「74?それにはなにか意味がありますか」と言うよりも
「あー、惜しい」と言いながらササッと「7」と書いて「75」にしたほうが(間違ってるんだけど)怪しくない。
また絶対にギミックに気づかれない。
かつ、メンタルマジックの凄み(カードマジック、コインマジック、イリュージョンとは違うということ)を理解してくれます。
私は「ありえない<ズバリ正解>の不思議」は必要ないと思っています。
失敗なら失敗でもいい。「ノーウエイ!」は不要です。
アンビシャスカードのありえなさは時として、ワンウェイフォーシングデックという解答を呼び、
客は一切その考えを演者に言いません。
自分の中でわかったつもりでいるのです。「俺は分かっているぞ」と。
現象のありえなさは演者の独り相撲に見えてしまうことがある。
ー橋本英司氏
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★ 事前に1桁書いておくという「スワミギミック」使用法は巧妙だと思います。
(時と場所、相手によって生きる手順です)
ーフェザータッチMAGIC
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スワミギミック
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