充電電池のメンテ
電子メカ内蔵の充電電池について
● 最近の電子メカには一昔前の乾電池に替わって、大半は充電電池内蔵となっています。
● 使い方、保管の仕方によっては寿命を短くしてしまう恐れもあります。
保存
1. 満充電(残量100%の状態)での保存
● 電源アダプターをつないだままにしていると、「満充電保存」と呼ばれる状態になります。
これは劣化の原因になります。⇒寿命を短くします。
電源アダプターをつないだまま残量100%の状態での使用・放置は禁止。
2. 残量0%状態での放置
● 満充電状態がバッテリー劣化の原因になる一方で、「過放電(残量0%の状態)」もその原因になります。
バッテリー残量が0%の状態で長期間(半年~1年)放置しておくと、内部の素材が劣化し、再充電ができなくなる恐れがあります。
⇒定期的に充電しておくことが大事です。小さい容量の電池であれば3か月から半年ごと、それ以外であれば1年ごとに再充電して保管することが重要です。
● バッテリーが0%の状態で放置しないことですが、0%になってからそれほど経過していなければ、すぐに充電すれば戻る可能性があります。
とにかく、しばらく使わない場合にも定期的に充電し、残量が30~70%ある状態をキープすることです。(100%で保管よりも70%程度の保管が良いようです)
充電と寿命
● 充電池の寿命は、充電回数でも決まってきます。
● 頻繁に充電を繰り返していると、それだけで寿命を短くしてしまいます。
劣化の要因としては、
① 充電と放電を繰り返すことで劣化する「サイクル劣化」
② 満充電や電池切れ状態(その付近も含む)で放置することで劣化する「保存劣化」
③ 共通的に電池劣化を加速させる要因として「高温環境」
● 一般的に、300回から500回の充電で寿命になると言われています。
⇒あまり電池容量が減っていないのに、使用の度にフル充電を行っていると、早めに寿命がきてしまいます。(充電回数)
⇒電池容量が分かる機器であれば、残量が30~40%になった時にフル充電。保管は70~80%で行うというのがお勧めです。
この投稿へのコメント
ご指摘の通りバッテリーを60%~80%程度で管理するのはどんなバッテリーでも至難の業です。
時々、使用していれば長持ちは可能ですが、この状態を維持する環境は簡単ではない。
バッテリーの残量を簡単に測定できる計測器があれば出来なくはないですが現状ではかなり難しいですね。
確かにバッテリーを60%~80%程度で管理するのは難しいことではあります。
簡単にするには、満充電してから、しばらく動作させて、その後保管ということかと思います。
ただし、最近の電子メカ(充電電池使用)は、スマホで電池容量が分かるようになってきていますので比較的楽になりました。
後は、定期的に再充電を忘れないことです。
★ 当店では、たいていの電子メカ充電電池の交換は対応できますので、お問合せください。