【私は手品師ではありません:パート2】

「覚えてもらったカードを当てても、相手に嘘をつかれると外れたことになる」ことを防ぐカード当て

<現象概要>

ステルスデックのような手順で、演者が後ろ向きになっている間に、他のカードを表向きにし、引かれたカードを裏向きで差し入れてもらいます。
デックに輪ゴムをかけ、この状態で当てるという現象を、レギュラーデックで演じます。

<手順と解説>

トリックはシステムです。
サイステビンスシステムなど、ボトムカードがわかればトップカードがわかるというシステムにします。

カットで2つに分けてもらいます。
分けた下パケットのトップカードを取って覚えてもらいます。
覚えてもらっている間に下パケットを上パケットに乗せてコンプリートカットしておきます。

覚えてもらったら、残りデックをひっくり返して中央に裏向きで差し込んでもらいます。
1番上に見えているカードから観客のカードがわかります。

「じーっと見て、隙間から見てるのでは?」と思われるほど凝視しましょう。そのほうがバレません。
単純な方法ですので、演出でカバーすることが重要です。

同様の原理ですが、コンプリートカットのお手本を見せて、演者は背後を向き、口頭で説明したほうが不思議です。

「カットしてください。1番上のカードを手に取ってください
残りデックをひっくり返してください。
手に持っている1枚を裏向きで差し込み入れてください。
デック全体に輪ゴムをかけてください。
デック全体をひっくり返し、隙間から見えないかどうか点検してください。」

ここまで指示したら向き直り、じーっと見て透視の演技をし、「今、デックは裏向きですからあなたが引いたカードは中央付近で1枚だけ向きが違いますね?」という質問をし、観客が答えている間にデックを半回転する動き(左手から右手へ、右手から左手に持ち替える動きの中で半回転)でボトムピークします。

人は質問すると注意力がそれます。
それをミスディレクションとし、容易にボトムピーク出来ます。

<キーカードをピークする>

これは上記の設定とは違います。

システムを組んだデックを、両手の上で広げて1枚引いてもらいます。
覚えてもらったら元の場所に戻し、そのカードの上にブレイクを作ります。
だいたい中央に観客のカードがあるとします。配列が変わっていませんので、観客のカードの上のカードを知ることで当てられます。

トップの数枚を右手で広げ取り、手首を返して表向きにし「自由選択ですから、これを覚えたかも知れないし」と言いながら、同じ流れで、
ブレイクから上を右手で重ね取って、「これを覚えることも出来たはずです」と言いながら表向きにすることでキーとなるカードが自然に知ることが出来ます。
この時点で当てられます。

また、システムを組んでいなくても、観客のカードの上にブレイクを作って同様の方法でピークすれば、観客のカードの上にあるキーカードを知ることが出来ます。
この場合は数回のカット後、オモテを見てキーカードを探して当てることになります。
キーカードを覚えてからそこへ戻させる、という方法ではありませんので実践的です。

観客は、表向きになったパケットの方に目が行くものですので、演者の視線には気づかれません。
また、観客視点で「この角度では演者は見えないだろう」というぐらいの、微妙な斜めにオモテ返すだけで結構見えます。
(観客にはパケットをタテにした感じに見える角度で、演者にも見える角度があるということです)
研究なさってください。

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