クロスロード<日本語版>(選んだカードがデックから消える)のレビュー一覧
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ryuseiさん
評価1評価2評価3評価4評価54
2023/04/10 15:23
懐かしのベンハリスの名前で、今まで知らなかった彼の顔写真が載る表紙に惹かれて購入しました。 最初の数ページを読んで少しがっかりしたものの読み終えたときにはこれは傑作だと感じました。 実際にオープニングアクトとして演じて、思い描いた通りの反応を得られたのでとても満足しています。 この種のマジックにありがちな複雑さがない点は大変評価できます。しかしストーリーを語るだけの力量とデック一組を一枚ずつ配っていくその時間を退屈させないだけの雰囲気作りはハードルが高く、決して簡単ではありません。 購入した人によっては極端な評価となる作品でしょう。 -
Hさん
評価1評価2評価3評価4評価51
2020/06/12 19:23
サイレントランニング購入後に買いましたが、サイレントランニングがあればいらない内容だと思いました。 ● 観客に1枚のカードを決めてもらいます。 ⇒あっさり書いてますが、実際は面倒な手順で結構残念な方法です。これがわかってれば買わなかったと思います。 ● 消えたカードはポケットの中から、予めテーブルに置いておいた財布の中から、靴の中から・・・好きな所から出てきます。 ⇒結構面倒な準備です この程度の現象のために、ここまで準備する気がしません。 どこから出てくるかは予め言っておくこともできます。 ⇒セリフに結構無理があります。とても言う気になれません。 以上ですが、もし半額でも星2つくらいかなという感じです。 -
橋本英司さん
評価1評価2評価3評価4評価55
2016/10/31 05:12
クロスロードは今年上半期、よく演じた演目ですが、数字は自由選択で直接言ってもらい、スートは解説書通りの方法ではなく、クロスロードデックそのものを使ったカットフォースで決めていました。数字を知っていれば充分に可能です。 適した枚数をランするなりダブルカットするなりしてからデックを置き、カットしてもらって『偶然選ばれたスート』を使う決定法です。 『偶然選ばれたスート』を使う理由を問われたら「スートには好みの偏りがあるから自由選択だと予想しやすくフェアではない」と答えます。実際にそうですので嘘でも誇張でもありません。 解説書記載のスート決定法に無理があるとしてクロスロード実演を敬遠なさる方が多いと聞きましたが、方法を自分に合わせて変えてしまえば問題ない原理です。 私は原案も好きで、勿論【サイレント・ランニング<日本語版> 】記載のSR法や『ピーターダーフィー氏のフォーシング法』もお気に入りです。 しかし、実演を重ねて感じたことは、テンポよく進めたいときはカットで選ばれたカードのスートを使ったほうが、そこにデックがあるだけに自然に感じるということです。(デック使用であればマイケル・ダニエルズのブラインド・サイレント・ランニングもお勧めです。【 サイレント・ランニング3(SR完結編:日本語版) 】参照。) ここで述べるクロスロード手順としては、 1,数字を自由に決めて言ってもらう。「好きな数字でも嫌いな数字でも構わない」と言えば統計を使えなくなるので説得力が増す。 2,(必ず数字を言ってもらってから)「それはちなみに好きな数字?嫌いな数字?」と問いながらデックを調節して揃えてテーブルに置く。(質問をすることは演者の動作を隠す最良のミスディレクションです。) 3,デックをカットしてもらう。 ここでカットフォースに必要な間を取らなくてはなりません。メモ帳を出して「えっと・・・数字は?」と言いながらさも関心なき事柄だったかのように再度訊いてメモをします。 4,クロスされたパケットを持ち上げてスート決定。 という流れになります。 通常の【消滅するカード現象】であればここからは51まで数えながらカードを配るだけです。セルフワーキングで魔法を演じられます。 疑問に思ったのは「数字を変えて続けて演じてもかまわない」という記述でした。それを演ってはダメだろうと。 しかし演ってみるものです。解説書通りに2回続けても大きな反応が返ってきます。「Why?!」の嵐。 2度めのスート決定は大変ラクでした。これも解説書通りで疑念を抱く人などいません。何故なら現象が起きることを早く体感したいためと、本当に51枚しかなかったのかを確かめたいためです。 2度めのクロスロードは数字が内緒でも成立するため、じゃあ演ってみようと思ったわけで。これはごく最近です。 メモ帳があるので下記の方法が使えます。 ・数字が内緒のクロスロード 数字を決めたら秘密のままメモ用紙に書いてしまっておいてもらいます。 今決めた数字以外の数字を一つ決めて、これを言ってもらいます。 言ってもらった数字で【消滅するカード】を演じます。 「もう一度演ってみましょう。あなたが待ち望んでいた数字、○を使って。」(○は秘密だった数字) 唐突に当てられた相手はびっくりします。だからこそ2度めのスート決定は大変ラクになります。 ※これは【インフォーマー(最高感度の複転写ギミック) 】or【マインド・インサイト(心の中を見透す) 】を使用しています。1度目の【消滅するカード】時に演者がメモ帳を使っているのでこれが可能です。 後は消えたカード1枚を原案通りに財布などから出して「52枚揃いましたね」と言って終了します。 消失あり、マインドリーディングあり、予言あり、かなり贅沢な演目になりました。 (勿論サイレントランニング法を使えばインプレッションデバイス無しで数字秘密のまま【消滅するカード】を演じられます。) -
橋本英司さん
評価1評価2評価3評価4評価55
2015/09/30 05:10
・観客がシャッフルしたデックで成立させるAny Card at Any Number. サイレントランニング法で1枚のカードをイメージさせます。 ジャケットのポケットからレギュラーデックを取り出し、JOKER2枚を除き、52枚を観客に渡します。 デックの中にイメージしたカードがあることを確認してもらいます。そのまま抜き出さずに観客の手によってシャッフルしてもらいます。 次にダイレクトマインドリーディングによってイメージカードを演者は言い当てます。 観客の手によってデックを再び切り混ぜてもらってから返してもらいます。 演者は一回カットをして裏向きでデックを置き、そのトップカード(ダイヤのキングなど)を見せて「例えば、こういうごちゃごちゃしたカードは読み取りにくいんですよ」と言います。 ダイヤのキングをトップに戻し、JOKER2枚をその上に載せ、カードケースにデックを入れます。 デックをジャケットの右ポケットに入れながら『イメージしたカードへの個人的なイメージ(地味、派手、程度で結構です)』、『ダイレクトマインドリーディングを体験した感想』などを手短に聞きます。(A) その会話の中で右ポケットからデックを出して演者の膝の上に置きます。 これを出すタイミングはその流れを読んで行いますので毎回異なるでしょうが、『入れて』『出した』ものなのでさり気なさが必要です。さり気なさとは自然な感覚を指します。 会話は一問一答式です。観客は常に考えてから答える形になります。心理的な隙は多いといえるでしょう。 マジックが終わったと思っている観客には、デックが『入れて』『出された』ものとは思わず、最初からそこにあったものに感じているはずであり、そう感じさせるさり気なさ、ナチュラルな話術と動作が必要です。 演者はシャッフルのジェスチャーをして、膝の上にあったデックをテーブルの上に置き、「マインドリーディングのあと、デックをよく混ぜてもらいましたよね。お忘れかもしれませんが事実を申しております。ご自身の両手を見てください。そこには確かにデックを切り混ぜた感触が残っていると思います」と言います。 会話を間に挟んでおりますので、本当に自らの手でシャッフルしたことを覚えていない方がいらっしゃいます。しかし「デックを切り混ぜた感触が」と言われると思いだすものです。 何故なら手の感覚、感触は確かに残っているからです。 カードケースからデックを出します。 演者「先ほどイメージしたカードは未だ覚えていらっしゃいますよね。それは何枚目辺りにあるとお思いますか?」 殆どの方が答えられないと思います。「わからないです」という回答が最も多いです。 演者「あの混ぜ方であれば・・・真ん中か上の方ですよ。中央から上辺り・・・10枚目から30枚目の間でしょう。49枚目とかそういうことはないと思います」 そう言いながら、デックのトップ2枚のJOKERを見せ、3枚目のダイヤのキングを見せて元の位置に戻し、デックを揃えます。この動作は台詞と同時進行です。 演者「ではお聞きします。10から30の間でひとつ、数字をおっしゃってください。」 このあと、Any Card at Any Number現象を見せて全演技終了とします。 このトリックは、あとに出したデックがCRACAANデック(【クロスロード日本語版(選んだカードがデックから消える)】参照。)になっているだけです。単なるポケットスイッチですが、まず気づかれません。 当然ですが、CRACAANデックの無関係のカード10枚のトップは覚えておくことです。ここではそれがダイヤのキングでした。 上記文体に 【演者は一回カットをして裏向きでデックを置き、そのトップカード(ダイヤのキングなど)を見せて「例えば、こういうごちゃごちゃした絵柄はマインドリーディングしにくいんですよ」と言います】とあります。 ここでのカット一回でダイヤのキングをトップに持ってきます。ダイレクトマインドリーディングの後なのでマジックは終わったと思っています。堂々とフェイスを見てゆっくり行っても大丈夫です。 ここではイメージしたカードが黒いカードの場合です。赤いカードであれば台詞も変わってきます。 JOKER2枚がトップにあり、次がダイヤのキングだと見せるシーンは本当にさり気なさが必要です。余計なことは言わない。ちらっと見せるだけ。間違っても「JOKERの下はダイヤのキングですね。先ほどと同じデックですよ」などと言ってはなりません。 少々不思議ですが、これを演ると殆どの方々が「デックはずっと視界の中にあった」と思い込みます。お試しください。何でしたら、ポケットスイッチしなくても充分にいけるのです。テーブルの下でスイッチ、演者の背後でスイッチでも充分です。ただし、慣れが必要です。堂々と演じましょう。 クロスロード解説書でCRACAANに必要とされているカンニングペーパーは、(A)の会話でメモ帳とペンを出し、「後学のために」とか「この実験の研究のために感想を訊いてメモを取るようにしています。ご協力をお願いします。」などと言って、メモ帳の中に仕込んでおけば自然です。 【サイレントランニング日本語版】9頁の方法でもメモ帳を使いますので、ダイレクトマインドリーディングからのCRACAANは移行しやすいものです。 以上、観客がシャッフルしたデックで起こすAny Card at Any Numberでした。 ・カードコントロール不要の【Out of Sight-Out of Mind】OR【インターセプト】 【Out of Sight-Out of Mind】や【インターセプト】をカードコントロール、ジョグシャッフル無しで演じる方法です。 サイレントランニングを使って心の中で決めたカードをイメージさせたら、デックを取り出して【Out of Sight-Out of Mind】や【インターセプト】のように見せていけばダイレクトマインドリーディングではありませんが、かなり楽に当てられます。 取り出したデックは最初から適した位置にカードをセットしたものです。 以上になります。 お読みいただき、ありがとうございました。 -
橋本英司さん
評価1評価2評価3評価4評価55
2015/09/17 19:24
・クロスロード、サイレントランニング共通、最初のステージ、“奇数か偶数か”で外した損傷を軽減できる効果がある手順 (サイレントランニングで解説をいたしますが、クロスロードに使える有効な手順と念頭に置いて書いています。どちらかと言えばクロスロードに使って欲しい手法です。) 以下、【サイレントランニング日本語版】8頁の手順(もしくはSR実践ハンドブック『初めてのダイレクトマインドリーディング』)を参照してお読みください。 最初のステージ、“奇数か偶数か”で「偶数ですね?」と読み「NO」と返答された際、「少し趣向を変えてみます」と言ってから以下の手順を進めます。 演者「見えない色紙、赤と黒を1枚ずつ私が持っているとイメージしてください。これを混ぜます。見えないものを混ぜているのでどちらの手に何を持っているか、あなたも私も、お互いにわかりません」 両手に1枚ずつ持っているような構えをして 演者「左右、どちらかの手から1枚取ってください。イメージの中で結構です。どうぞ」 演者「取りましたか。左右、どちらから取りましたか?」 観客が左手からと言おうが右手からと言おうが 演者「その取った色紙は赤でしたか、黒でしたか?」※ 観客が「赤です」と答えたとします。 演者「何故、赤い色紙を取ったのかわかりますか。あなたがイメージしたカードの色が赤だからです。潜在意識がなせる業でしょうね」 (※から) 演者「その取った色紙は赤でしたか、黒でしたか?」 観客が「黒です」と答えたとします。 演者「何故、私の手に赤い色紙が残してしまったのかわかりますか。あなたがイメージしたカードの色が赤だからです。人というのは無意識のうちに情報伝達をしてしまうものです」 エキボクを利用して、観客自らがカードの色を提示してしまったかのように錯覚させる手順です。 少々演技力と慣れを要しますが、ただ単に「カードの色は赤です」と当てるより強烈です。 「当たっていますね?」のように確認をせず、そのまま先へ進められます。 仮に“奇数か偶数か”で外しても、この方法に慣れておけば「少し趣向を変えてみます」と言ってから“見えない色紙”の手順に進行することで、最初の読み取りミスの損傷を軽減する効果があります。 このエキボクによって“観客自らがカードの色を喋ってしまった”と思い込ませようとする試みですが、中には「そんな馬鹿な。単なる偶然だろう」と思う方もいらっしゃいます。 どうであれ、同じ手順でスートを判明させることも可能です。 色が黒と判明したとします。 上記手順を施し、観客自らが、色に関する情報を提示してしまったかのように錯覚させます。 スートはクラブかスペードですが、それには触れずに「もう一度やってみましょう」と言います。 「黒い“見えない色紙”2枚をあなたの両手に1枚ずつ持っているとイメージしてください」 観客にそのように指示します。 「1枚を取りますよ」と演者は手を伸ばし、色紙を取ったジェスチャーをします。 間髪入れずに「私が取ったカードはクラブですか?スペードですか?」と訊ねます。 急に訊かれたので観客は戸惑うでしょうが、答えさせます。 別にイメージしたカードのスートを直接訊いているわけではありませんので、答えさせることは容易です。 その旨を伝えたほうがいいでしょう。 「勘で結構です。私が取ったカードはクラブですか?スペードですか?どちらだと思います?」のように。 仮に「クラブです」と言われたとします。 演者は確認の意での質問の口調で「クラブ。あなたがイメージしているカードにもクラブが描かれていますね?」と問います。 「YES」であればクラブです。【サイレント・ランニング日本語版】9頁の方法で労せずして当てられます。 自らスートを言っていますので観客の驚きは倍増するでしょう。 「NO」であればスペードです。しかし「NO」と言われているので即、当てる段階には進まないほうがよろしいかと思われます。 演者「NO?本当ですか。この研究は進んでいるのです。それはありえません」※ そう主張しながら【サイレント・ランニング日本語版】9頁の準備をします。 演者「数字はおそらく・・・」ここは最終読み取りをしている演技です。 実際にはスペードの2枚のいずれかであることを知っています。 演者「さ。リーディングの答え合わせです。イメージしたカードは何でしたか?」 適したアウトを施し終了します。 この※から当てる感覚は【サイレント・ランニング(日本語版)追記補講】(32頁)を参照なさってください。 経験上、スートに関しては「NO」と言われるケースが多いものです。 意識して嘘をついてしまう心理ですが、解説が難解で長くなりますので割愛いたします。それよりも確実な上記の方法を推奨します。 ※の箇所で主張を曲げない演技が苦手であれば、「NO?私が取ったカードはクラブですね?では今あなたが手にしているカードのマークは何ですか?」→「これはスペードです」と答えさせ、「ありがとうございます。結構です」と言って【サイレント・ランニング日本語版】9頁の準備をします。 ※の箇所で「NO」と言われるのをマイナスに考えるのではなく、「NOと答えをもらえば既に事は終わっている」と考えるようにします。 現にこの流れ以外で、観客自らスートの名称を答えさせるのは難しいと思います。 ・安全策 サイレント・ランニングの演者として、この手順で最後まで進行することに抵抗があったり、観客がスートの正否を答えないようであれば、あまり粘ったりせず、「答えにくいですね?では忘れてください。マークの個数を数えてみます」と“ハイ、ロー”に移行してください。 “ハイ、ロー”で「YES」と言われても「NO」と言われても二択になりますので当てられます。 その際に「NO」と言われたら、そこで「それはありえません」と主張を曲げずに【サイレント・ランニング日本語版】9頁の方法の準備をしてもいいでしょう。 やはりここでも「NO」と答えをもらえたなら、既に事は終わっているわけです。 解説は以上になりますが、ここでの“見えない色紙”の手順はクロスロードでも使えますので研究なさってください。 -
橋本英司さん
評価1評価2評価3評価4評価55
2015/09/11 22:32
文句なく星5つです。6をつけたいぐらいです。 この作品に出逢っていなければ、私は奇術という世界から離れ、全てのマジックをやめていたと思うぐらい、運命を感じるご商品です。 「メンタルマジックという世界は、すごい。ベンハリスという人物は怪物である。」メンタルマジックというものをよくわかりませんでしたから、クロスロードをきっかけに夢中になって研究・勉強しました。得るものは大きかったと言えます。 クロスロードを演じるコツとして、原理を知った当初、最初は「1枚足りなかったカードが予め指定してあった場所から現れる」という出現の現象を省略することです。 「自分で決めたカードが無い。51枚しかない。どういうことだ!」ここで終えるということです。これだけでも充分にインパクトがあります。 私自身、クロスロードは数え切れないぐらい演じましたが、最後の出現だけは少々難易度が高いなと思い、控えてきました。現在ではワレットやギミック封筒等を駆使して出現も演じています。 カード消失だけなら、セルフワーキングと言っていいぐらい、気楽に演じられます。 ただし、クロスロード日本語版の解説書通りに演じるのはあまりお勧めしません。 自分の個性に合った方法であれば、それが自然ですから解説書通りでも構わないと思います。 裏を返せば、解説書の手法や台詞が自分の個性に合っていなければ、それはそのままやるべきではないということです。不自然ですから。 観客が決めたカードはまぎれもなく観客の選択によるものです。 しかし解説書通りの台詞では、私にとって不向きである、そう思いました。 自分にとって最も自然な台詞と手順を考えつくまでは実演を控えたものです。 自分で実践してもいないものをお勧めするわけにはいきませんから、「クロスロード日本語版の解説書通りに演じるのはあまりお勧めしません。」という表現になったまでで、この解説書が全く使えないとか、誤った方法であるという意図での発言ではありません。 「解説書の方法は自分には合わない。ではどうしよう。・・・うん、こうしよう。」 この考える作業が楽しかった。 その詳細手順を具体的にこの場で発表は出来ませんが、これだけは言えます。 クロスロードを知ったけれど、ある箇所がどうもやりにくい、そう感じたらサイレントランニング日本語版にある手順で演じると間違いなく上手くいきます。全ページを読んでください。必ず得るものがあると信じています。 クロスロードデック作成用カードパックは、購入するべきです。 クロスロードデック用と、「CRACAAN」デック用だけではなく、別のマジックにも重宝します。 例をひとつ挙げるとするなら、【スリー・ディグリーズ(観客がシャッフルして配ったカードを全て透視)】。 学士課程だけなら即できるんじゃないですか。 ・応用手順 赤デックと青デックを一つずつテーブルに置き、カードを演者には内緒で観客に決めてもらいます。 赤デックを演者は手に取り、フェイスを見ないで無造作に一枚抜き取り、それを青デックの中に入れます。 その際の台詞例「こうするとコントラストがハッキリして、すり替えることが不可能になります。」 赤デックを1枚ずつ点検していくと、観客が決めたカードが無いことがわかります。勿論、枚数は51枚です。 青デックを広げると赤いカードが一枚あります。それが観客のカードです。 この手順であればクロスロードの最後の現象、出現という概念を消してもいいわけで、気楽で、しかも演者が知らされぬカードをノーヒントで当てることが可能です。 どちらかと言えばサイレントランニング寄りの現象ですが、クロスロードデックを使用しています。 詳細な手順は割愛しなければなりません。このような現象も可能だということです。
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