デッド・アングルのレビュー一覧
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橋本英司さん
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2020/10/12 18:54
映像を何度見ても紙幣の中央を針とリボンが向こう側へ抜けていくようにしか見えませんでした。リボン針に直接的な仕掛けというほどのものは無く、「なぜ紐じゃなくてリボンなのかな」と入手するまでは考えていました。 紙筒は消耗品ではありません。1枚は予備です。そのため心ゆくまで練習できます。耐久性のある紙筒です。湿度に強い感じ。 映像・画像にある紙筒の穴は円形ですが、生産時期によって仕様が変わるのでしょうか、穴は十字でした。十字だと針を通す際に1/4めくれて『1本しかないリボンの秘密通路』が見えてしまうのではないかとドキドキします。演技上は全く問題はなく、死角らしい死角は見あたりません。 紙幣に折り目はつけますけれど、リボンを通す時と抜き取る時はフラットな状態です。 上手く見せるには立って演じたほうがいいです。針を通す入り口と出口を、体の向きを変えることで両面見せ、本当に穴がなければ不可能な状態であることを見せられます。 リボンのコンディションが悪いと紙幣の一部に小さな傷が付く場合があります。実演でその状態になったら紙筒から紙幣を抜く前にわかりますから、徐々にゆっくり抜き取り、紙幣中央の穴を塞ぐジェスチャーで、その傷を揉んで直すことができます。(紙幣中央に傷はありません) テンヨーさんのサイキックペンは、カバーがないまともなPen through Bill。リアルマジックのような。 デッドアングルは現象がサイキックペンの貫通に似ていますが、カバーがあることで想像力を働かせ、しばし思考ができる、別の魅力があります。 用具は手渡ししてもバレませんでした。勧めませんが、渡してもわからないでしょう。 1200円は安い買い物です。
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