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    メモ・マインド・カード(メンタリスト用デック):在庫品限りのレビュー一覧

    メモ・マインド・カード(メンタリスト用デック):在庫品限り

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    メモ・マインド・カード(メンタリスト用デック):在庫品限り

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      2017/09/25 00:42

      → (2) 現在の状態はトップから約26枚、次にセット4枚の中に差し入れられたインジョグカード(観客のカード)、残りの約26枚です。  これを右手に持って縦にして見せ、本当にデック中央にインジョグカード(観客のカード)が差し込まれていることを示します。右手に持つことでブレイクの印象を完全に消しています。  観客のカードをデック内に完全に入れ、軽くドリブルをします。このドリブルも「覚えたカードは完全にデックに紛れ込んで、当てる手掛りは限りなくゼロに等しいほど薄くなった」という印象を持たせるために行います。  次にトップ部分の約1/3をダブルカットでボトムへ回します。続いてオーバーハンドシャッフルでボトム側約半分をカジュアルにトップ側に切り上げます。これで本当に当てる手掛りが失くなったように見えているはずです。しかし、以上の作業をすると『観客のカードはボトム付近にあり、かつ、スペードのエース4枚に囲まれて潜んでいること』を演者は知っています。 となれば、カードフェイスを見ていけば理屈上造作もなく当てられるのですが、それでは「デック内を見たからわかった」と映ってしまい、「手がかりはやはり残っていたのだ」と思われてしまいます。  そこで、「デック内を見る前に既にカードは判明しており、それを抜き出すためにデック内を見た」と映るように工夫します。  演者は観客のカードのスートを知っています。色を言い当て、スートを言い当てることが可能です。それを経て「たぶんこれじゃないかな」と言いながらデック内を見て、スペードのエース4枚に挟まれたカードをアウトジョグし、そのままは抜き出さずスペードのエース4枚のところでカッティングしてトップに切り上げ、ジョグされたカードを抜き出すとデックの状態が元通りに戻りますので、ここで観客にカードをコールさせて当てます。  カードを当てる原理は、マーキング、ブレイク、キーカード、カードコントロールの複合ですが、どれもこれも決定打ではなく、「概ね」のものです。ゆえにトリックを追いにくいと言えます。カード当てに「概ね」とか「だいたい」とか、そんな曖昧なことは通常やりませんから。  このあとは元通りトップにスペードのエースが4枚ありますので、『マセ・マジシャン』などの手順でカード予言に移行することが容易です。かなり混ぜたあとなのでセットを感じさせません。  カード当てについてのみ言えば、優れたマークドデックを使ってマーキングを読み取って当ててしまえばセットもブレイクも不要です、しかし。  スートだけわかっていれば良いという強みを活用すればレギュラーデックにホワイトマーカーでドットを付けただけの簡易マークドデックでも成立するわけで。  私は専らメモ・マインド・カードでこれを演じています。セットは日本人にとって日常的ではない「羽の付いたペン」2枚をトップへ。 「青い乗り物」という情報だけで「動きを感じますが温かみを感じないので生き物ではない。けっこう大きなもので・・・」とリーディングした後、「この絵は青い線で描かれているようです」と言いながらデック内を見ていけます。かなりの反応が返ってくる不思議な読心術として。  カード予言まで演るなら【エアルーム(ビンテージ)デック 】を使っています。「絶対」を付けてもバレないであろうマーキングで、スートだけなら瞬時に判り、デュプリケイトが目立ちませんから。  なお、お気づきのことと思いますが、キーカードはトップに1枚で充分です。キーカードの下へ観客のカードを差し込んでしまえば、この手順では離れませんから。複数枚配置すると見つけやすいので都合がよく、ジョーカー6枚をトップに配置していたこともありました。 「デック内を見る前に既にカードは判明しており、それを抜き出すためにデック内を見た」わりに、なかなか探せないのは不条理ですので、だいたいボトム付近にあって、キーカード複数枚に囲まれている、という状況を作るようにしています。  長くなりましたが、「カード当てで観客のカードの上や下にブレイクを作る際、注目されているようでどうも苦手だ」という方にオススメの手法です。
    • 橋本英司さん

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      2017/09/25 00:36

      ・ノーブレイクに見えるカード当て&カード予言 (1)  ピンキーブレイクは使いますが、ブレイクを知っている人が見ても使ったように見えないカード当てです。多少拙劣なブレイクでも問題ありません。また、「いつの時点でカードが判明したのか」において、皆目見当がつかないように工夫しています。マークドデック使用ですが、その機能の全てに頼って当ててはいない面白さがあり、応用も効きます。続けて即、カード予言に移行可能です。  事前準備として説明上、同一カード・スペードのエース4枚をトップに配置することとします。  使用デックはマークドデックですが、アルティメットなものを使う必要性はありません。多少読み取りにくいマーキングでもOKです。  ファンにしてデックフェイスを検め(ファン状だとトップ付近が見えにくい)てから、トップが崩れないシャッフルをします。  フリーチョイスで1枚引いてもらいます。  観客が覚えている間に約半分からスイングカットしてボトム側をセット部分の上に持ってきます。ここ(元トップカードの上)にブレイクを保ち、ブレイクの上側パケットを左手親指で軽く押して小さなスプレッドを作ります。ブレイクは保持していますが、押してズレた部分がブレイクの存在を感じさせません。  右手でカードを受け取り、スートのみで良いので情報を読み取りながら小さなスプレッドの何処かへアウトジョグさせたまま差し入れます。  ブレイクから上の部分を右手で混ぜながら持ち上げると同時に、ブレイクから下の数枚(セット部分)を左手親指で押して小さくスプレッドします。ブレイクは解除されます。そのままアウトジョグされた観客のカードをセット4枚の中へ演者側方向から差し入れ、半分インジョグされた状態にし、右手パケットを重ね乗せます。  現在の状態はトップから約26枚、次にセット4枚の中に差し入れられたインジョグカード(観客のカード)、残りの約26枚です。  → (2)へ。
    • 橋本英司さん

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      2017/09/03 23:16

       赤色で、自分の体より大きいと思われる物の絵を全て抜き出します(船やライオン等)。  次に、青色で、自分の体より小さい物の絵を全て抜き出します(傘や珈琲等)。  上記をAグループとします。26枚で構成されています。  残り26枚はBグループとします。 Aを混ぜ、同様によく混ぜたBと重ね合わせて、ひとつのデックにします。デックのちょうど真ん中からグループ分けされていますが、両手の上で広げて見せた程度では、まずセットに気づかれません。 表向きでボトム付近の絵を見せ、カードの説明をしながら軽く混ぜます。ボトム側26枚までを自由に混ぜられます。  デックを裏向きにし、トップ付近を混ぜます。デック全体を混ぜたことになりますがセットの特性は崩れません。 1から50までの好きな数字を言ってもらいます。 26を超えない数字と、26を超える数字とでは少しここでのハンドリングが異なります。  15と言われたとします。26を超えない数字です。トップから15枚数えて15枚目を渡し、絵を覚えてもらいます。  演者は右手に14枚持っているはずですからそれを左手パケットの上に重ねて戻します。  30と言われたとします。26を超える数字です。この場合はリバースカウントします。  テーブル上にトップから1枚ずつ重ね置き、数えていきます。30枚目を観客に渡し、絵を覚えてもらいます。左手に残ったパケットをテーブル上のパケットの上に重ね載せます。  デックのボトム側から20枚前後をカットして、観客に渡し、覚えたカードを差し入れて存分に混ぜてもらいます。お気づきでしょうが、相手のカードは別グループのパケットに混ぜられています。したがって、どれだけ混ぜられても問題ありません。  パケットを返してもらい、残りデックに載せてブレイクを保ち、ダブルカット等でボトムへ回します。  デックを裏返し、ボトムから表向きで4~6枚をテーブル上に並べます。 台詞「この数枚に覚えたカードがあるかないかをおっしゃってください。嘘をついても結構です。 数枚並べては相手の顔色を見る、これを繰り返します。  嘘を見破る演出のマインドリーディングで、カードを当てます。仲間はずれが1枚必ず出てきますから容易く当てられますが、出来る限り読心術で見抜いたようにしています。  留意点はターゲットカードが出てきた瞬間には言い当てないことです。少し通り過ぎて、「ん・・・もう出たかな・・・???」と独り言を言い、通り過ぎた(無いと判断した)カード群をチェックするとリアルです。 何故なら、『人の念』は言語と違って『やや遅れて届く』ように、多くの人が信じているからだと思われます。 メモマインド以外にも応用が効くカード当て原理であり、セットアップ法です。特に難しいスライハンドも要りません。お試しいただければ光栄に思います。 長きに渡って愛用している原理ですので他のレビューで同内容を投稿して、ダブっているかもしれません。その際は申し訳ないです。
    • 橋本英司さん

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      2017/04/09 19:27

      シャッフルしての(ノーセット、ノーシステム)MEMO MIND CARDS手順動画について ・OUT OF THIS MIND    ESPカードによるOut of This Worldを観たときも同様のことを思いましたが、第一印象としては何もピクチャカードで演じる(演じなければならない)必要性を感じない現象でした。 観客が赤の絵と青の絵に、裏向きで綺麗に選り分ける意味合いが、はたしてMEMO MIND CARDSを要して為すべき現象だろうかと。トランプで充分でしょうと。  しかし、MINDと名がついている以上、なにか得るものがあるだろうと考え、じっくり実演動画を拝見しました。以下は私が演じているシチュエーションです。MAX VELLUCCIがどう演じているか、詳細なニュアンスは存じ上げません。  観客が混ぜたMEMO MIND CARDSを使い、演者が1枚を手にし、Out of This Worldのように「青だと思いますか?赤だと思いますか?」と問うのではなく、先に「青い絵か、赤い絵のどちらか」を二択で観客に思い浮かべさせます。演者はどちらの色絵を観客が思っているかを読み取り、「これかな?」のように裏向きで1枚を抜き出して「思ったのは青でしたか?赤でしたか?」と問います。観客が「赤です」と答えたら「OK」と頷いて赤の位置に置きます。これを続けていくというものです。Out of This Worldと異なり、100%演者の能力によって現象を成立させます。  途中でインジケーターカードの交換はしますが、交換後は交換前と現象の趣旨が違うものにしてしまえば不自然さはありません。交換をしながら「次はあなたに透視のテストをしていただきます」と言って観客にデックを渡して。  つまりインジケーター交換後は既存のOut of This Worldそのものです。インジケーターカードが『前半:演者のマインド・リーディング』と『後半:観客の透視・直感力のテスト』の境目となる目印。本来は無意味なインジケータ交換が無意味ではなくなります。もしくは無意味に感じさせない。演ってみると大変自然です。  ラスト、カード選り分け結果公開時に施すハンドリングは、一箇所だけ突っ込まれるような要素・危険性を感じ、少し変えて演じていますが、自分が演じる際に、実演動画は大変参考になりました。誰の眼にも“演者は(スライハンドらしきものという意味で)何もしていないようにみえる”のですから。一切の矛盾がなく、怪しさの欠片もないOut of This World現象をレパートリーに組み込むことが出来ました。MEMO MIND CARDSに感謝します。 (実演動画ではOut of This World現象に加え、とても効果的な予言を1つ演じています。) ・HURRICANE  最も関心を持った手順です。割愛しなければなりませんが様々な可能性を秘めていると感じています。只今研究中。 ・GESTURE PREDICTION  一般に演じられるカードプレディクション現象は、最後に予言カードを公開して観客と演者双方のカードが一致しているというものです。しかし、GESTURE PREDICTION は、演者が用意するべき予言カードや予言メモや封筒やワレット等がありません。MEMO MIND CARDSさえあれば実演可能です。  観客が選んだ絵を公開する前に演者はジェスチャーで予言し、それまで目を閉じていた観客が演者と同じジェスチャーをすることで答え合わせとしています。トランプでは不可能な、MEMO MIND CARDSならではの現象・演出といえます。ただし、実演動画のカードセレクト法はカードマジックを連想させるものですので別の方法が望ましいでしょう。MEMO MIND CARDSは出来る限りマジシャンっぽいカードセレクト(例えばリフルフォース、ドリブルフォース等のストップ式)ではない方法を選ぶべきだと思います。これはDOUBLE VISIONにも言えることです。 (DOUBLE VISION:ファンに開いたMEMO MIND CARDSから1枚を引いてもらい、覚えてもらったら好きな場所に返す。その絵をジェスチャーで当てる現象。フリーチョイスだがカード当てと変わらない印象が残る。) ・COINCIDENCE  面白いです。目新しい原理ではないのですが、簡単に奇跡が起きます。(技法を1つ使います。大変自然で簡単なものです。) 演者「私が選びそうなカードをあなたも選んで裏向きで置いてください。まず私が先に置きます。」 というフェアなシチュエーションにもかかわらず、100%カードが一致します。  飲食物、乗り物のカードがあるので、「なんとなく今私が欲しがっているだろうなと思う絵を選んで置いてください。まず私が先に置きます。」のように進めると場が和み、趣味趣向の自己紹介にもなり、初対面でも親近感を覚え、親密度が高まります。これは数字とスートで構成されたトランプでは生まれない効果です。MEMO MIND CARDSならではの特長です。
    • 橋本英司さん

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      2016/02/25 17:57

      【嘘発見カード】 セット デックのボトムに次の8枚をスタックしておきます。 赤いリンゴ、赤い傘、N、青いゾウ、N、青いバス、N、N。(Nは任意のカード。デックのボトムから3枚めが青いバスのカードです。) デックのトップに赤いバスのカードをセットします。 (実際に演じる際は解説書通りの配列にセットし、観客が引いたカードをスタックの特性により判別してから、それに適合した8枚をその場で抜き出して演じています。その方がより自然な演技になります。しかしそれが厄介だと感じる方は上記のセットとフォースでも構いません。) どんな方法でも構いません、トップカードの赤いバスをフォースします。ダブルバックカードを使うと容易でしょう。 赤いバスのカードを返してもらいデックをシャッフルしますが、セットしたボトム部分の8枚は崩れないようにします。 「ではその絵を当てたいと思いますが、候補となるカードが何枚かあります。これとこれと・・・」と言いながらセットした8枚を順番を変えずに抜き出して手に持ちます。残りデックは傍らによけます。 8枚パケットを特殊なシャッフルをしながら次の台詞を言います。「あなたが観た絵、それは赤い線で描かれていましたか?青い線で描かれていましたか?もしなんでしたら嘘をついても構いません。」 特殊なシャッフルとは、奇数枚めをアウトジョグして向こう側へ飛び出している4枚をテーブルに置くだけです。1枚めアウトジョグ、2枚めインジョグ、3枚めアウトジョグ・・・。 観客が嘘をついて「青い線でした。」と言ったと仮定します。演者はテーブル上のトップカードをめくります。赤い線で描かれたリンゴの絵がそこにあります。「あー、嘘をつきましたね?これは嘘発見カードなのです。NASAでも使われていないものです(笑)。」と言います。観客が「赤い線」と答えた場合は「赤い絵で間違いないと思います。あなたは正直者です。」とします。 残った4枚を今度は偶数枚めをアウトジョグして、その2枚をテーブルに置きます。 「あなたが観た絵は、物理的に大きなものですか、小さなものですか?勿論、本当のことを言っても嘘をついても結構です。大きいものですか?」 → 観客の答えを待って、テーブルに今置いた2枚のトップをめくります。青いゾウの絵が出てきます。「どう考えてもゾウは大きいですね。大きいものだと嘘発見カードがはじき出しました。そうですね?」と言います。 次に手元の2枚のトップカードをテーブルに置いて、「それは命があるものですか、無いものですか?」と問います。観客の答えを待って、テーブルに今置いたカードをめくります。赤い傘の絵が出てきます。「あー、生きてはいないモノのようですね。」と言います。 演者の手元には1枚残っています。「最後は本当のことをおっしゃってください。あなたが観たカードには何が描かれていましたか?」観客は「バスの絵です」と答えます。演者が持っているカードをめくると、バスの絵です。 ラストは観客が観た絵とは色違いのバスの絵が出てきます。勿論、観客が選んだカードそのものである、赤いバスの絵を出すことも可能ですが、色は最初に赤いリンゴの絵で当てていますのでこれでいいかなと思っています。 嘘発見器のようなドキドキ感が楽しめますが、観客が嘘をついた場合でも嫌味にならない程度に台詞や語調に気をつけます。 カードの色を当てるために質問をする手法はよくあることですので、「訊いて、その答えや表情で絞り込んでいく、あれかな?」と思っている所へ「嘘をついても構いません」と言われるので観客は少々戸惑います。面白い試みだと思い、好んで演じている当て方です。 フォースして、いきなり「赤いバスの絵です」と言い当てると、それは不思議ではありますがショーとして淡泊です。少し回りくどいようですが上記の方法は、より楽しい時間が過ごせます。メモマインドカードであれば個性豊かな絵が多数あります。様々な組み合わせが出来ると思いますのでよろしければお試し下さい。
    • 橋本英司さん

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      2016/02/25 15:00

      トップから順に「りんご(青)」「ドーナツ(青)」「サンドイッチ(青)」「ポップコーン(青)」「ソフトクリーム(青)」「Nカード」「りんご(赤)」「ドーナツ(赤)」「サンドイッチ(赤)」「ポップコーン(赤)」「ソフトクリーム(赤)」他のカード、とセットします。全て食べ物で、10枚のセットですから別の演目の最中にスタック出来ればより効果的です。手順を知ると分かりますが、この順序を記憶する必要は無く、実際には食べ物青5枚、Nカード1枚、食べ物赤5枚であれば順番は問いません。なお、Nカードとは任意のカード、無関係のカードです。 デックをシャッフルしますがジョグシャッフルを使い、トップのすぐ上にインジョグを保ちます。 半分辺りからカットする感じでインジョグから上を持ち上げます。下半分のトップからはセットされたカードが並んでいます。 分けたところから横一列に左から右へ6枚並べ、さらにその下に6枚並べます。二列ありますが、双方の列の右端がNカードです。 残りデックを左手に持ったまま、どちらの列を使うかを尋ねます。選ばれなかった列の6枚を右手で集め、デックのトップにおいてダブルカットでボトムへ回します。 デックのボトム部分を保つリフルシャッフルをしながら「どれか1枚を手に取ってください。」と指示します。 観客がNカード以外を手に取ったら「そのまま、お持ちください」と言います。(a) 観客がNカードを取ったら「それを表向きにしてどれかの上に重ねちゃってください。これで1枚のカードがカバーされたことになります。」と言います。(b) いずれの場合にせよ、残ったカードを右手で集めてデックのトップに置き、ダブルカットでボトムへ回します。(a)の場合は観客が手に持っていないカード5枚を、(b)の場合は背中合わせで重なっている2枚のカード以外の4枚を、それぞれ演者のデックのボトムへ回すことになります。 (a)の場合 演者のデックから上半分を取ってもらいます。それをひっくり返して表向きにし、観客が持っているカードを裏向きで差し込んでもらいます。 (b)の場合 演者のデックから上半分を取ってもらいます。それをひっくり返して表向きにし、背中合わせで重なっている2枚のカード(上が表向き、下が裏向き)の上に重ねて、1回カットしてもらいます。 「私も1枚選びます」と言って演者のパケットのボトム付近を広げると、セットしたカードの中で1枚足りないカードがすぐ見つかりますので、それと同形のカードをすみやかに抜き出し、手持ちパケットを表向きにし、その上に裏向きで重ねてカットを一回します。 現在、両者のパケットはそれぞれ表向きです。お互いのパケットを裏向きに返して広げると中央付近に表向きのカードが1枚あります。自由に選んだはずですが、同じ絵のカードで一致しています。 類似の作品はトランプでフォアオブカインドのいずれかをフォースするもので、好んで演じていました。しかし、トランプにおける常識、同じ数字のカードはどの数字でも必ず4枚あるということがバレやすいのではないかと気になり、5枚並べて右端の無関係のカードを取らせ、それで4枚のいずれかを触ってくださいと指示することに抵抗があり、いつしか演じることをやめてしまいました。メモマインドカードであればフォアオブカインドという概念は無くなり、臆することなく演じられます。上記手順であればフリーチョイスに感じますのでよろしければお試し下さい。特にNカードを選ばれた場合にそれをカバーカードとする処置は、観客が手に取ったカードを演者として使いたくない場合に、それに対し意味を持たせることにつながり、かつフェアさを増すことにもなります。 なお、説明上、テーブルに並べる2列は12枚しかありませんがこれは増やすことも可能です。飲食品7種+Nを2列であれば16枚並べられるということです。この辺りはお好みで。 デックをそれぞれ4つのカテゴリーに分けて、4山を作ります。これは説明しながら観客の眼の前で行っても構いません。 4つの山から自由に1枚ずつ、計4枚を選んでもらいます。演者も同様にします。 手持ちパケット4枚を混ぜて裏向きで1枚を出してもらいます。演者も同様に裏向きで1枚を出して観客のカードの上に重ねます。これをあと3回繰り返します。 8枚、2枚ずつ4組のペアが出来ましたが、表向きにするとそれぞれが同じカテゴリーのペアになっています。 このトリックは単純ですので解説は割愛します。単純であるからこそ、心を読み取ってどのカテゴリを選びそうなのか、台詞でカバーする巧妙さが求められます。同じ相手に数回繰り返して演じても全くバレません。話に花が咲き、楽しい奇術になります。つくづく上手くできているカードだなと思います。
    • 橋本英司さん

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      2016/02/24 22:43

      【世界記録保持者】 デックをシャッフルしながら「好きな二桁の数字・・・多すぎても少なすぎてもよくありませんので15から30ぐらいまでの数字で一つを決めておっしゃってください。」この台詞と同時にボトムカードをピークし、デックをテーブルに置きます。デックを混ぜながらのピークですし、観客はどの数字にするかを考えています。ピークは比較的容易ですので大胆に行っても構いません。 観客が「19にします。」と決めたとします。「19という数字は今決定したもので、このカードの19枚めは誰にもわからない未知のものです。」と言い、トップから声に出して19枚数えて揃え、そのパケットを右手に持ってボトムカードを見せます。絵のカードですから天地があります。この状態では見にくい場合もありますので18枚を右手に取って次のカードを渡し、覚えてもらったら元の箇所に戻して18枚パケットを重ねるという方法も良いと思います。いずれの方法にせよ、トップから19枚めが観客のカードです。 台詞を続けます。「今あなたが観た絵は上から19枚めにあります。19枚を数え取るのに速い人でも10秒以上かかるでしょう。しかし私はこの妙技の世界記録保持者です。15から30までの間部門ですが(笑)。そのスキルをお見せします。しかも背後で。後ろ手部門というのがありまして。」と言ってデックを背後に回します。 1,2秒ほどで左手にデック、右手に1枚のカードを持って観客を見つめる演者がそこにいます。「19枚めから正確に抜き出しました。数え取ったわけではありません。横から抜き取ったのです。ドンピシャです。たぶん。」 (※ ここまでで注意するのは絶対にデックのボトムを見直すような所作をしないことです。キーカードは1回で覚え、忘れないようにします。ボトムピークしてから、台詞によって時間的に結構、間を置いていますので、演者はカードのフェイスを一度も見る機会が無かったかのように思い込ませることが出来ると思います。) 演者が背後で行った動作はボトム3,4枚を上に回すカットです。その後トップカードを右手に持って両手を前に出しただけです。 右手の1枚を裏向きのままカードケースにしまい、デックのトップから表向きにしながら配って残りカードを点検します。オープンプレディクションを演じる時のような感覚での点検です。 「表向きで配っていますが、ここには出てこないはずです。何せ世界記録保持者ですから。もし万が一、出てきても言わないで、じーっと見ていてください。」と台詞を続け、キーカードが出てきたらその箇所から18枚配ります。 ここで一拍おいて、 「出てこないですよね。ああ、そう言えばもう19枚はとっくに過ぎましたか。では当たっていると思います。ケース内のカードを見てください。」と言います。観客はケース内のカードを見て「これではない。」と言うでしょう。演者はにっこり笑って右手のカードを見せます。これはただ単にデックのトップカードを右手に持ったのです。「ごめんなさい。実はこういったカード瞬間移動の世界記録保持者なんです。」とでも言います。観客はケース内のカードを見て正否を確認することに心を使っていて、視線は演者から外れ、注意もしていませんから何でも出来ます。パームが苦手でもトップパームしてポケットから出す、あるいは床に落とすことも可能です。落ちているカードを拾いながら「いくら世界記録保持者でも、こんなところにあったのでは抜き出しようがありませんね。」と言って終了します。 単純な原理とサッカートリックによる、カードコントロールと言えます。単純ですが台詞で効果的に間を取っていますので、手がかりとなるものは皆無のように感じます。そのためにもボトムピークは大事で、冒頭のシャッフルも正当なものにします。
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      2016/02/24 22:34

      解説書通りにデックをスタックして並びを逆順にしておきます。表向きのカット数回により、様々な絵があるデックであることの検めを済ませます。 裏向きでデックを持ち、ヒンズーシャッフルで左手にカードを取っていき、適度なところでストップをかけてもらいます。 ストップされたら手を止めて、左手に取ったパケットのトップカードを観客に取らせます。絵を覚えてもらったら、演者の右手パケットを渡し、その中に紛れ込ませてシャッフルしてもらいます。それと同時に演者は左手のパケットを右手に持ち変えて待機します。空いた左手で観客からパケットを返してもらい、その上に右手のパケットを乗せてひとつにします。 現在のデックのトップカードをピーク出来ればスタックの特性により観客のカードは判明します。ダブルカットなどでトップカードをボトムに回し、デックを揃える動作の中で覗き見ると容易でしょう。なお、この手順でのヒンズーシャッフルは小さなブロックごと(3枚とか4枚とか、少数枚をまとめて。)デックのトップから左手に取っていくようにしなければ成り立ちません。オーバーハンドシャッフルの1枚ずつランのような切り方にならないように留意します。 解説書通りのスタックをしておきます。表向きのカット数回により、様々な絵があるデックであることの検めを済ませます。この時の一番上の絵を覚えておきます。デックを裏向きにした時のボトムカードです。(a) デック全体をオーバーハンドシャッフルしてスタックを崩しますが、次のように行います。 1回目のテイクでトップの約1/3を左手に取ります。その上に1枚ずつランしていき、デックの中央を過ぎたら残りパケットを乗せます。中央だけは必ず正確にランするということです。 デックをだいたい半分にカットしてトップ部分のパケットを観客に渡しますが、カットする時にほんの少しトップ側寄りで分けるようにします。結果的に観客より演者のパケットの方が少し枚数が多くなります。 約半分に分けたのはDo as I do.のような感覚でお互いが手持ちパケットを混ぜるためです。観客は自由なシャッフル、演者はジョグシャッフルにより自分のパケットのトップ数枚を崩さないようにします。 シャッフルの手を止めて、観客のパケットのトップカードを覚えてもらいます。演者は自分のパケットをドリブルにより2つに分け、トップ部分をテーブルに置き、その上に観客のパケットを乗せ、残った演者のパケットを混ぜてから上に乗せてカードをひとつにします。 デック全体を数回カットし終えたら、冒頭のようにだいたい中央から半分にカットで分けます。ちょうど半分になってもならなくても構いません。大体で結構です。「2つの山のどちらかにあなたのカードがあるはずです」と説明します。 ひとつのパケットを手に取り、広げて、(a)で覚えた絵と異色同形のカード(b)を探します。無ければ「こっちかな?」と言いながらもう一つのパケットを調べます。仮に(b)がボトムから数えて11枚めにあったとします。11という数字を覚えて27から引き算します。「こちらの山には無いようです」と言って、もう一つのパケットを手にし、トップから順に1枚ずつ見せていきます。計算で得た数字、16枚めに観客のカードがありますので、カードを見ている観客の表情を読んでわかったような演技をし、当てます。
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      2016/02/22 19:49

      観客が2名いる場合に有効な手順です。便利で簡単なので愛用しています。メモマインドカードの他に別途、筆記用具と名刺大のメモ用紙2枚が必要です。 メモマインドカードデックをよく混ぜます。観客に渡してシャッフルさせても結構です。 デックを返してもらい、トップから4枚ずつ3回、バサッ、バサッと無造作にテーブルに重ね置き、この12枚を集めて観客Aに渡します。枚数が12枚ということはわからないようにします。ただ単に少なめのパケットを配った感覚です。観客Aのパケット枚数さえ演者が知っていれば必ずしも12枚にこだわりませんが、あまり多すぎても少なすぎても好ましくありません。 残りデックを観客Bに渡して「このカード束のだいたい半分、分けて取ってください。」と言います。観客Bが約半分に分けたら残りを返してもらい、演者も含めて3人で自分の手持ちパケットを混ぜます。3人は約1/3ずつのパケットを持っていて、観客Aだけが少し枚数が少なめという状況です。この時、演者は自分のパケットを混ぜる際にオーバーハンドシャッフルを行い、混ぜ終えたときのボトムカードを右手の陰からピークして覚えておきます。(a) 次に、観客2名両者に対し同じ指示をします。手持ちパケットを混ぜ終えたときのトップカードをこっそりと自分だけ見て、その絵を名刺裏に描いてもらいます。絵が苦手な場合はカードに描かれている絵の名称を文字で書くようにします。 その最中でも、描き終えてからでもいいので、「カードすべてをひとまとめにしますね。」と言って、演者のパケットを観客Aのパケットの上に重ね、これを観客Bのパケットに重ねてひとつにします。重ねる順番を考えこんだりすることの無いよう、留意します。ポンポンポンとリズミカルに。その後、デック全体を両者にカットしてもらいます。 デックを広げ、フェイスを見て「お二人が見た絵が、どの絵なのか当てたいと思いますが、この状態では無理のようです。3人でよく混ぜましたよね。方法を変えます。先ほど名刺裏にメモをしていただきました。その絵の力を借ります。」と言いながら、演者は(a)の際に覚えたキーカードを探し、それがボトムに位置するようにデックをカットします。そしてオーバーハンドシャッフルでデックのトップから左手に12枚ランして残りパケットを重ねます。この12枚ランも『念のために軽く混ぜた感覚』で行います。4枚ランしては何か話し、その上にまた4枚ランしては何か話し、最後にまた1,2,3,4,ポン。という感じで、作業をしている感覚や都合よく帳尻合わせしているような空気を消すために、適度な間を空けます。 以上を正確に行うと、現在、デックのトップとボトムに観客2人のカードが位置されています。(観客Aのカードがボトム、Bのカードがトップ。)絵を描いてもらった2枚の名刺を使ってGemini Twinsを演じ、終了です。 Gemini Twinsをご存知ない方や好まない方はクロスカットフォースを使って、『観客が自らのカードを探し出した』という演出も良い現象だと思います。クロスされた上パケットのボトムが観客Aのカードで、下パケットのトップが観客Bのカードです。 色々と応用が効くと思います。よろしければ是非、お試し下さい。
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      2016/02/20 05:22

      メモマインドカード、【観客にデック全体を混ぜてもらったうえで当てる】 事前準備としてトップの2枚を覚えておきます。カード絵柄の説明をしながらその場でトップ2枚を暗記してもいいでしょう。説明上、ここではトップから順に『ライオン(青)』『ナイフ(青)』とします。 フリーチョイスでカードを選んでもらいます。観客が絵を覚えたら演者は右手でカードを受け取り、トップ2枚の間にティルトで直接差し込んでしまいます。 オーバーハンドシャッフルでトップの3枚を崩さないように1つの小ブロックとして左手に取ります。その上に残りを全てシャッフルするとターゲットの3枚はボトム付近へ移動します。 次にヒンズーシャッフルでトップから順に左手に取っていきます。最後に右手のパケットをポンと載せるとターゲット3枚はトップ付近へ移動しています。 そのまま流れを止めずにヒンズーシャッフルを続けます。ターゲット3枚があると思われるトップ付近から下を左手人差し指で手前に押し、飛び出てきたパケットを右手で引き抜いてシャッフルします。(A) このようにカジュアルにブレイクひとつ作らずシャッフルし続けるとデック全体をフェアに混ぜたように見えますが、観客のカードは『ライオン(青)』『ナイフ(青)』の間にサンドイッチされていますので確実に当てられます。演者が混ぜて当てる場合はここで観客に背を向けるように姿勢を変え、「覚えたカードが出てくると表情でわかったりしますので、あえて顔を見ないようにします。覚えた絵がどこで出てくるか、じーっと見ていてください。」と言ってデック内を堂々と広げながら当てます。演者だけがデック内を凝視して当ててしまうと仕込まれた手がかりを探す作業に見えてしまうため、あまり不思議ではありません。それをカモフラージュするために背を向けてデックを広げるという演出をします。インターセプトのように「出てきたら心の中で『それです!』と叫んでください。」というテレパシーキャッチも良い演出選択と思います。 観客に混ぜさせる場合は(A)まで進めてデックを渡し、ヒンズーシャッフルのジェスチャーをしながら「軽く混ぜてください。」と言います。観客がシャッフルし始めたら演者は片手を伸ばして待機します。この所作で観客は「混ぜ終えたらデックを返さねばならない」と急いで混ぜるはずです。 (A)の時点でターゲットの3枚はデックのボトム付近にあります。この状態でシャッフルするとターゲットの3枚は最後にポンと重ねる部分になりやすいため、殆どの場合は崩れません。勿論、カーディシャンが行うヒンズーシャッフルと一般の方が行う混ぜ方は異なりますから絶対に崩れないとは言い切れませんが、それでも心配無用です。キーカード2枚の間に複数枚があるケースですが、この場合は『ライオン(青)』の下にあるカードか、『ナイフ(青)』の上にあるカードの二択と考えます。キーカードを2枚にしたのはそのためで、余程のことがない限り2枚どちらかのキーカードに隣接しています。二択時のアウトはサイレントランニングのようにメモ帳を使う方法や、デックのトップとボトムに配置してクロスカットフォースの要領で重ね合わせ、答えを聞いてから適したカードを見せる方法等があります。 観客が思う存分によく混ぜた、ということが重要ではなく、一度は観客の手によって混ぜられたのに当てたという事実が重要なわけで、あまり何度も(何周も。何サイクルも。)シャッフルさせることは得策ではありません。キーカードから観客のカードが完全に離れてしまう事態は稀ですが、しつこく混ぜられると当然起こりうることです。適した間を研究なさってください。 なお、ティルトで観客のカードを差し込む際、裏デザインからそれがどのカテゴリなのかを把握していると、二択時のアウトは必要が無い場合が多く、キーカードの間に複数枚あっても当てやすく便利です。 一般の方はカード扱いに慣れていません。上記手順を多くの方に試してみましたが各々、多種多様で面白い研究が体験できました。(最も多かったのはデック中央から引き抜いて上に乗せるようなシャッフルです。) メモマインドカードを観た方々は「これは元々何のためのもの?」と疑問を持つ方が多かったです。ESPカードが存在するため「超能力実験のためのカード」とは言いにくく、「海外の園児たちが学ぶ、絵合わせ遊具らしいです。」とテキトーな説明をしておきました。 ではお試し下さい。思ったより容易に『観客が混ぜてのカード読心術』が成立します。
    • 橋本英司さん

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      2016/02/09 07:17

      メモマインドカード、フリーチョイス【観客が望む箇所から引いてもらい、望む箇所へ返してもらう】 単純で基本的な方法ですが、意外なほど効果は大きいものです。 表向きのカット数回により「カットするたびにトップカードが変わる」という検めを済ませ、デック全体を裏向きにして1回カットをしてから揃えてテーブルに置きます。 観客に、デックを好きなところからカットしてもらいます。コンプリートカットではなく、2つに分けるカットです。 分けられた所のトップカードを取ってもらいます。観客がカードを取ったら、速やかにパケットを重ねます。重ね方はカードを取られた方のパケットが上になるようにします。(この時点でデックのボトムカードをピーク出来れば観客のカードは判明します。) 次に、観客のカードをデックに戻す箇所を決めるために、先ほどと同様にデックを好きなところからカットしてもらいます。コンプリートカットではなく、2つに分けるカットです。 観客が持ち上げた方のパケットのトップにカードを置いてもらい、残りパケットを重ねます。(残りパケットを重ねる際にそのボトムをピーク出来れば観客のカードは判明します。) 以上を終えると、好きなところからカットしてカードを取り、覚えた後、好きなところへ返したように感じるだけではなく、カードを返した時にはスタックのシステムにより既に覚えたカードが判明し、さらに元通りのデック状態に戻っていますので便利な手順です。(観客のカードの直ぐ上のカードをピークするチャンスは2回あります。) メモマインドカード、【観客に存分に混ぜてもらう】 観客に、デックを好きなところからカットしてもらいます。コンプリートカットではなく、2つに分けるカットです。 分けられた所のトップカードを覚えてもらいます。演者は上半分のパケットを手に取り、オーバーハンドシャッフルの構えに持ちますが、この時に右手の陰で見えるボトムカードは観客のカードの直ぐ上にあったカードですので、この時点でカードは判明します。それでもよいのですが、その時点では自らのパケットを見ずに、「そちらの山をこのように混ぜてください。」と促し、キーとなるボトムカードをオーバーハンドシャッフルでトップにコントロールしてしまえば、ピークは後でもよいので演者の動作を怪しまれません。時間差を利用した方がバレにくいと思います。 演者に促され、観客が混ぜるパケットは『デックの元・下半分のパケット』です。覚えたカードをそのパケット内にまぎれ込ませ、存分に混ぜてもらいます。 あとは演者のパケットと観客のパケットをリフルシャッフルで混ぜてしまっても、演者パケットのトップカードさえキープ出来ていれば観客のカードは判明します。 メモマインドカード、【ヒンズーシャッフル後、スタックのシステムにより当てる】 何らかの原因で(例えばフルデックコントロールのフォールスシャッフルをミスしたりして、)デックの大半のシステムが崩れてしまった場合の対処方法です。ただし、少なくともデック全体の1/4ほどはスタックが崩れていないと確信出来ている場合に限ります。 スタックが崩れていない部分をトップに回し、その箇所をキープしたまま表向きでヒンズーシャッフルをします。 表向きのオーバーハンドシャッフルでボトムの5,6枚をランしてトップへ回します。 デックを裏向きでテーブルに置きます。 観客のカットにより、約半分ずつのパケット2つに分けてもらいます。 元トップにあったパケットをさらに半分にカットして、計3つのパケットに分けてもらいます。 中央にある約1/4パケットのトップカードを覚えてもらいます。このカードは、スタックが崩れていない部分から選ばれたものであり、その直ぐ上にあったカードは、もうひとつの約1/4パケットのボトムカードです。したがって、最後に置いた3つめのパケットのボトムカードさえピーク出来れば観客のカードは判明します。 カードを覚えてもらったら、3つのどのパケットに差し入れてもらっても構いません。キーとなる3つめの1/4パケットのボトムカードを崩さず中央の1/4パケットとリフルシャッフルで混ぜ合わせ、さらに残った1/2パケットとリフルシャッフルしてひとつにします。観客のカードは完全に混ざってしまいますが、デックのボトムさえピーク出来れば観客のカードは判明出来ます。 メモマインドカード、【スタックのシステムに頼らず当てる】 『DVD:L.J. フィンガーチップス(指先でカードを読む:日本語版+デック)』のアンダー・ザ・スプレッド・フォースを多用しています。ナチュラルで、大変実践的ですので。 The Pattern Principle.を使えば、青色の絵と赤色の絵に綺麗に分けることも可能です。
    • 橋本英司さん

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      2016/02/05 22:37

      【estimation.】 カット、シャーリエシャッフル、フォールスカット等の後、 デックのトップから『半分より少なめのパケット』を観客のカットにより取ってもらいます。 パケットのボトム、底にあるカードを覚えてもらいます。覚えたら、そのパケットまるごとシャッフルされても結構です。 演者は残りデックのトップカードをダブルカットでボトムに回します。 ここからは、『現在、ボトムにあるカード』と『ボトムから2枚めのカード』がキーになります。文章で読むと少々複雑に感じますが、単純な原理ですのでとても簡単です。 デックを広げ、ボトムカードを見て、それと異色同形のカードを探します。(つまり、ボトムの絵と同じ絵のカードです。) そのすぐ上(左)にあるカードと異色同形のカードが、観客のカードです。 『観客のカードと異色同形のカード』を『カードA』とします。(つまり、観客のカードと同じ絵のカードのことです。色が違うだけです。) ボトムから2枚めにあるカードと異色同形のカードを探します。 そのすぐ下(右)にあるカードからカードAまでの枚数が『観客が持っているパケットの枚数』です。 以上が、『暗記不要で観客のカードと観客が持っているパケットの枚数を判明させる方法』になりますが、これを事務的に行うと全く不思議に見えず、面白くもありません。 メイトスタックを利用した数理的なカード当てではなく、観客が頭の中で描く絵のイメージをキャッチしている演技を行い、「デックを広げて見たからカードがわかった。」ではなく、「絵のイメージが伝わってきたので、それと同じイメージのカードを抜き出すためにデックを広げた。」のように見えなければなりません。パケットの枚数も、既に判明している枚数を、パケットの厚みや重さで当てようとしているように感じる演出が必要です。 この原理は、『カットを何度行っても、異色同形のカードは常に26枚離れた所にある。』というメイトスタックの習性を使っています。したがって下記のようなことも可能で、成り立ちます。 ・カット後、デックのトップから26枚目にあるカードを、デックを広げずとも判明させられる。 → ボトムカードと異色同形のカードになります。 ・デックの中ほどから、正確に26枚のパケットを取り出せる。 → ボトムから10枚ほど取って捨てます。数えず、目見当で結構です。 → 残りデックのボトムと異色同形のカードをトップ付近から探し出し、それを含め、トップ方向のカードを全て捨てます。 → 手に残ったパケットが26枚です。勿論、捨てたカードも26枚です。 → 後に捨てたほうのパケットの上に、先に捨てたパケットを重ねた、この26枚ともうひとつの26枚は配列が同一です。双方のトップカードを見てください。勿論、このふたつを重ね合わせると元通りのデック状態に戻ります。 事前のセットアップは解説書通りでOKですが、自分で組み直しても成立しますので、これらを応用してできる不可思議なマインドリーディング、同形カードの一致現象等をお試し下さい。 【当てずに、当てる】 例:『リンゴ』をフォースして、それを言い当てず、「これが必要ではありませんか?」と言いながら『ナイフ』のカードを示す。 例:『新聞』のカードに『マッチ箱』で火をつけるジェスチャーをして、「では、あおいでください。」と言います。観客は『扇子』のカードを持っています。 メモマインドカードはトランプではありませんので、このように使いたいものです。
    • 橋本英司さん

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      2016/02/03 18:10

      メモ・マインド・カードは絵のカードですからカードフェイスの全てに上下があり、さらに横向きと縦向きの区別があります。 傘やリンゴなどはトランプと同様に縦向きに持って上下を正しい向きに合わせて観るのが普通で、乗り物や動物などはカードを横向きに持って観ないと、観客にとっては初めて目にするカードですので、中には絵として認識しにくい場合もあります。 これを丁寧に52枚、全てを上下左右、縦横そろえたデック状態にしたいところですが、あえてその向きを几帳面にそろえず、バラバラにした方がスタックした感覚がありません。より混ざった感覚にするため、そのようにしています。 カードのイメージを言い当てる際は、まずその大きさから入っていくとリアルです。「比較的大きなもののようです。しかし部屋に入らないほど大きいわけではない。そして、テーブルの上には乗せられないぐらいの大きさ。」のように。 ある程度読み取って、特徴を言い当て、最後はスケッチブックに具体的に絵を描いて当てる演出を行うのであれば、表紙裏や油性ペンの周囲等にカード配列を簡略化して書いておくと記憶不要で、さらに自分の手順にとって都合の良いスタックにも出来ます。
    • 橋本英司さん

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      2016/01/28 22:18

      イメージカードを当てる方法は色々あると思いますが、簡単なものとして、シャーリエシャッフルの後、観客にデックをカットさせてトップカードを取らせます。演者は観客から顔を背けて残りデックをケースに入れて、胸ポケットにしまいます。この時点で既に観客が手にしているカードを言い当てられますので後は演出次第です。 ある程度の情報はカード裏のマーキングでわかるようにデザインされています。それに頼るのも勿論良いのですが、ケースごとデックをポケットに入れる際に充分な情報が読み取れるような造りになっていますので、ボトムピークが自然ではないかなと思います。事前にスタックして、ボトムからトップを判別できるようにセットして。 観客がカードを取ったら「そのオモテを見ないでこの中に入れてください。」と封筒を渡し、透視の実験もいいと思います。封筒に入れる前に既にわかっていますから容易です。 演者として普段からトランプに慣れていると、初めて目にする26種全ての暗記は大変で覚えにくい絵柄に感じるかもしれません。しかしカードの種類と配列は簡単に記憶できるような仕組みになっています。大変気に入りました。イメージしやすい絵ばかりですので観客がカードを覚え間違う(見間違う、忘れる)アクシデントも少ないのではないでしょうか。 カードマジックにおける『フリーチョイスに見えて実はある一定の部分からしか選べないハンドリング』が応用出来れば、例えば動物12枚だけの配列を暗記してその部分からカードを取らせます。カバにもゾウにもイヌにも見えるような下手くそな絵を描いておいて予言として見せます。笑いが漏れるか、呆れられることでしょう。「これじゃダメか。私は絵心が無いもので。」と自虐的に笑わせてもいいわけです。 これでも幾種類もカテゴリーがあるのにそれが何故動物だと予想できたのかについては不思議です。勿論、その後は明確に動物の名称を言い当てます。半分は予言成立で、半分は当てる現象になります。 ダブルバックカードが付属されていますので簡単なフォースも可能です。配列暗記が面倒な場合などは1枚をフォースして当てても良いと思います。デックのトップから、ダブルバックカード、表向きのフォースカード、その他のカード、とセットして、ドリブルしてストップをかけさせ、上パケットをひっくり返して下パケットに乗せ、境目の裏向きカードを取らせる方法が簡単です。 スタック法もフォース技法もどちらにも詳しいと事前にわかっている友人知人に演じるならシャイナーを使おうかな(笑)。意表を突くことさえ出来ればどんなトリックでも魔法に変わります。観客が仮説を立てられる幾つかのトリックの想定外に演者が居ればそれでいいわけで。 青26枚、赤26枚でワンデックですので、一組ずつ持ってDo as I do.をして、「気が合いますね。」とか「お互いの波長が合っていますね。」のような演出も面白いと思います。 観客が自由にカードを取り、見て、覚えて、頭の中でイメージし、カードを両手の間に挟ませて覗き見ることが出来ないようにしたうえで言う、演者の次のような台詞はリアルなマインドリーディングに感じて強烈です。 「あなたは今、ひとつのイメージを頭の中に描いています。それを読み取ってみたいと思いますが、このままではあまりにも困難で無理があります。そこで2,3、質問をします。ではまず・・・あなたはそれを見たことがありますか?TVで観たことがある、ではなくて実物を、です。(相手が答える前に)ああ、観たことがありますね?それは命を持っていますね。生き物だと思います。ピンときました。どこで観ました?あ。この質問は駄目か。では、いつ頃観ましたか?それだけ教えてください。」 実際には答えが『ライオン』だとわかっています。質問で絞り込んだわけではありません。その動物をどこで観たかについては訊けばアンフェアに感じますが、いつ頃観たか、については問題ありませんし、話に花が咲き、場が和みます。答えが『クラブの10』のように、言ってみれば無味乾燥ともとれる通常のカード当てとはまた違った雰囲気が楽しめますので、私は好きです。『クラブの10』から話を膨らませて、思い出話のような話題を引き出し、お互いの仲を親密にすることは難しいですが、答えが『ライオン』であれば容易です。 また、占いやコールドリーディングのような効果もありそうです。乗り物のカードを選んだと分かれば「もしかして旅行のご予定がありますか?」等。飲み物を選ばれたと分かれば「喉が渇きましたね。」と言えばドキッとするでしょう。 紙質は大変丈夫です。トランプ、ESPカードと同様に末永く使っていきたい第三の秘密兵器です。
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