フェザータッチMAGIC


  • トップに戻る

  • ● 「利用案内」

    2024.4CALENDAR

    1 2 3 4 5 6
    7 8 9 10 11 12 13
    14 15 16 17 18 19 20
    21 22 23 24 25 26 27
    28 29 30
    TODAY
    祝日
    • ・土曜、13時まで発送
    • ・日曜・祝日:発送休み

    2024.5CALENDAR

    1 2 3 4
    5 6 7 8 9 10 11
    12 13 14 15 16 17 18
    19 20 21 22 23 24 25
    26 27 28 29 30 31
    祝日


    後払い認定
    ★ スマホ決済もOK。
    バーコード読んで即お支払い
    ⇒詳細は、こちらから

    DVD:L.J. フィンガーチップス(指先でカードを読む:日本語版+デック)のレビュー一覧

    DVD:L.J. フィンガーチップス(指先でカードを読む:日本語版+デック)

    全商品一覧

    DVD:L.J. フィンガーチップス(指先でカードを読む:日本語版+デック)

    評価1
    評価2
    評価3
    評価4
    評価5

    4.0

    (1件)

    全1件中1件表示

    • 橋本英司さん

      評価1
      評価2
      評価3
      評価4
      評価5

      4

      2015/09/12 23:21

      この商品を知って、最初に疑問に思ったことは、商品紹介文に「ノー・ピーク」と謳っていながら、 グリンプス(覗き見る)の方法が解説されていることは、矛盾していない か、ということでした。 これは購入してわかったことですが、結論として矛盾はしていません。基本の識別原理はまぎれもなくノー・ピークで現象を成立させています。 では何故グリンプス法の解説がなされているかと言えば、ひとつは『完璧に全てのカードを識別するためには有効な方法』だからです。言い方を変えれば、「グリンプスしな くても演技にさほど支障はないが、基本の識別原理のみ身につけて演じるより、グリンプステクニックを交えたほうが強力な現象になる。」ということです。 フィンガーチップスという演目の特長は、ほぼ同じ動作で識別しているにもかかわらず、時折、あるいは段階を経て、複数の原理で識別を成し得ているため、トリックが追え ない性質のものだと言えます。同じ動作で、別の原理ですから。それは全て同じ方法に見えるはずです。 ひとつの原理だけで赤と黒を識別し続けていては、演出も退屈なものになり、単調なため、トリックを類推しやすくなります。 そこで基本識別原理に加えてグリンプスを使ったり、パターン原理と呼ばれる全く異なる識別法で当てたり、ハンズオフ(カードに指を触れない識別法)で不可能設定を高め たり、カードケースの中のカードを識別したり、演者はカードに触れず観客に触れてもらって演者が識別する演出などを使って縦横無尽に超感覚的知覚を魅せています。 これらに加えてスライハンド(フォースやスイッチ)をミックスされては手も足も出ません。 しかもご存知のようにデックはトリックデックなのです。デックによるギミックをも交えて、様々な要素を総合して演じる現象が、L.J. フィンガーチップスと言えるでしょう 。 トリックデックを有効に活用した基本の識別原理だけで「これは思いつかなかった。」と、半分は悔しく、半分は「いいものを知った♪」と嬉しくなり、早速練習しました。 基本識別原理は即、身につけられる簡単なもので、自動的にハンズオフ識別も可能になり、「このまま演じてみよう。」とさえ思ったほど楽なものでした。 ただ、私は実演に踏み切る前にもう一度解説を一通り見て、自分が何か勘違いしていないか、落とし穴が無いかと一度は踏みとどまる性分でしたので、この時は慎重になりま した。 案の定、自分が実演するシーンをイメージしながら解説動画を見てみると、ひとつの勘違いがあり、もうひとつ落とし穴があることに気づき、さてどうしたものかと。 勘違いというのは少々大げさですが、赤と黒に分けたぐらいではさほど驚いてはくれないだろうということです。何せ演者が使うデックでしか出来ないわけですから。 落とし穴は一言で言えばデックの混ぜ方。シャッフルをどうするか。自分でやるなら簡単ですけど。 「全体を通して、ルークジャーメイはこうやる。では僕ならどうやる?どうやれば最も自然だろうか。」と自問自答。 回答は、パターン原理とスライハンドを身につけること。それも私なりにやりやすい方法に変換して。 というのも、パターン原理は基本識別原理と違い、驚くべきことにレギュラーデックでも識別可能なのです。 勿論、使いどころは限られます。タイムミスディレクションを有効に使って、設定や台詞をまとめて。 スライハンドも当然、レギュラーデックで可能なものです。(このスライハンド、とても役に立ちます。) レギュラーデックで可能なものをミックスさせることにより、持っているデックはトリックデックでも、それをトリックデックに感じさせない(その臭いさえしない)結果に つながるだろうと結論づけました。 特にパターン原理については大変興味を持って没頭したものです。 DVDで解説しているスライハンドもそうですが、このパターン原理は別のカードマジックにも応用が効くように思います。 パターン原理を巧く扱うには、メンタルマジック的サトルティを活かして、あることを曖昧にさせるタイミングが大切であり、強力な武器ではあっても、これ一辺倒では無意 味になってしまうほど、単純かつ難解なものです。 基本識別原理も「なるほど・・・」と感心しましたが、パターン原理はそれ以上に「なるほど・・・」と感じる、奥深いものでした。 一般の方にはトリックデックと基本の識別原理だけで充分に通用すると思います。20分間ほどの練習でOKでしょう。 少し見慣れた方に対しては、スライハンドとパターン原理を駆使しての総合的な複合技で演じてみるのが得策だと思います。 冒頭で触れたグリンプスですが、これを使わず演じるとなれば1枚めを外す危険性が生じます。 これを解消する方法がありますのでご紹介致します。大したものではありません。 お手本を示すことです。 つまり、「これから何をしようとしているかですが、よく混ぜられたトランプの色、これを指先で識別できるかという実験です。例えば、まずボトムカードにこうして触れま す。ルールとしては、触れる以外はやってはいけないということ。勿論、覗き込んではいけない。誰かが教えるのもダメです。そして色が赤か黒かを宣言してから、こうして 底から引っ張り出して表向きにし、当たっているかどうかを皆さんで確認します。」と言って1枚をテーブルに表向きで置き、ルール説明とします。 その後、「では本番です。これは・・・赤です。」と行えば、もう識別可能ですよね。
    • 1