インティメイト・ミステリーズ(深層心理の神秘)<日本語版>のレビュー一覧
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牧野 大樹さん
評価1評価2評価3評価4評価52
2022/01/01 20:29
要は…… 「1章」”あのデック”の演技に関するやり方を幅広く解説しています。 「2章」”あのボード”の演技に関するやり方を幅広く解説しています。 「3章」”あのチョイス”の演技に関するやり方を幅広く解説しています。 いろいろ説明されていますが、結局のところそういう本です。 マジックの現象が主人公になっちゃってる、いわば”なんの為にいてるか分からないようなマジシャン”には学ぶべき点があると思います。(多分…) 今やあのデックもあのボードもあのチョイスも跋扈しているこの時代、SNSでも当たり前のように種明かしが横行しているタイミングでマジックやメンタリズムに本腰を入れている方ならこの解説書をわざわざ読まなくても実は自然とできてしまっていると思います。 僕個人で言えば…学ぶべきところがなかったのが残念でした。 心理テストもあくまで”まがい”に過ぎないので、解説書どおりに進行したいなら時と場所を考えて自分なりに改変することをおすすめします! -
エキボク中級者さん
評価1評価2評価3評価4評価54
2019/04/26 07:45
82ページのコンフェッショナル・コンファビュレーションがインティメイト・ミステリーズで最も簡単です。現象は複数の予言で、使うものはメモとペンのみ。 原理は知っていましたけどサトルティの面で、はっと気づかせるものがありました。 メンタルマジックは訥弁な人には不向きで、ココ・トリックはその代表格のようなものです。良案はJOHN BANNONのTHE KOKO TESTです( 34ページ)。 この方法であればメンタリストは殆んど演ることがありません。セリフ暗記も不要な、オートマチックメンタリズムです。私もBANNONの方法で演じていますがとても気軽です。日本人向けのカジュアルな手順ではないでしょうか。 ・F. A. A. A.(FORCE ANYTHING ANYWHERE ANYTIME/121ページ)は、1人めの観客が決めた品物、人物、単語をノーヒントで2人めの観客に答えさせる素晴らしいアイデア。1人めが決めたモノは完全な自由選択でありフォースではありません。これは驚きました。知っていて損はないでしょうね。 この3つは演りますが他はアマチュアの粋を超えた、ハードルが高いメンタリズムだと思い、ショーとしてスゴイ現象なので、日常「ちょっと演ってみる?」という感じでは難しいです。例えばコールドエキボクはセリフだけで1枚のトランプをフォースしてしまいます。マジシャンズ・チョイスの強引さは、無理なく自然に行えばゼロ。しかし成功するにはよほど場馴れを要します。ムードが大事。只今苦戦中。勉強中。いけそう、できそう。 総評 アマチュアにとって実用的かと言われたら星3つ。 どれでも出来そうなものをやればウケるので、その意では星4つ。 メンタリズム慣れした人には感動モノで、星5つ。 膨大なセリフ集・インティメイト・ミステリーズを全部読み切って理解する読解力がないと根負けしてお蔵入りです。2ヶ月かけて読んで、「これは!」と気づくことがたくさんありました。 -
橋本英司さん
評価1評価2評価3評価4評価55
2018/08/11 20:33
1章から3章まで、かなり応用が効く貴重な台詞集、原理です。 インティメイト・ミステリーズと「オーメン(2人のカードを同時予言)」を組み合わせて演じると大変強力なパフォーマンスになります。 現象概要 1例 インティメイト・ミステリーズの「オープンドア」を演じ、単なる性格占いのように留めて済ませ、一旦終了します。 2演目めとして、デックを取り出してカードマジックを演じます。カード予言ですから、自由に選ばれた1枚と封筒内のカードは当然一致しています。 「単なるトランプの予言かな?」と思わせておいて、冒頭「オープンドア」で述べられた誰も知るはずのない観客の返答が既に予言されていたという、意表を突く現象になります。これが可能です。 オーメンでは心の中で決めたトランプ1枚を3枚のカードで予言しますが、ここではオーメンの原理を利用して、トランプの名称ではなく「オープンドア」でのストーリーと結果が3枚のカードで表現されています。 是非、2つセットで。
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