心の中で選んだカード

・特定のカードが頭の中でイメージしやすいカードであることを試してみるお手軽マジック

ハートの7は比較的、人に好かれやすいカードですので、ここではハートの7をその「イメージしやすい特定のカード」として解説させていただきます。

レギュラーデックのボトムから2枚めにハートの7をセットしますが、裏面に何かメッセージを書いておきます。
「あなたはこのカードを選ぶ!」等。
ボトムカードも覚えておきます。ハートのクイーンとしましょう。

メッセージが見えないように裏表を改めてシャッフルした後、1枚好きなカードを言ってもらいます。

仮に「ハートの7」と言われたら抜き出して唯一のメッセージカードを見せて終了です。
ボトムにあるハートのクイーンを言われたら、シングルカットしてから裏向きでスプレッドします。
中央付近にメッセージが見えます。
メッセージカードがトップになるようにカットしてダブルターンノーバーするとハートのクイーンにメッセージが描かれているような現象に見えるはずです。

この2枚以外のカードを言われた場合は、

その指定されたカードを表向きで抜き出し、デックを表向きに持ってティルトでハートのクイーンとハートの7の間に差し入れます。
観客からは中央に入れたように見えているはずです。
ワンカットして裏向きでデックを持ち、トップから1枚ずつ表向きに返しながら捨てていきます。
「確認しなくても私には裏から判るんです」のような演技で。手早く捨てていきます。
中央付近でメッセージカードが現れますからディールの手を止めてメッセージを読んでもらいます。
ダブルターンノーバーすると指定されたカードが現れます。

これひとつだけでも立派に奇術として成り立っていますので実践的な手段だと思います。

意外に不思議がられたりしてこちらが驚きます。
元々は「1枚引かずに自由にカードを言わせた場合の統計」として、データ収集のために使っていましたが、メッセージの代わりに裏デザインが異なるハートの7を別のデックから抜き出して交換しておくだけで、「心の中で思ったカードだけが色違い(デザイン違い)」という予言の現象にもなりますから重宝して愛用している奇術です。

※ ダブルターンノーバーした場合、カードを置けませんから、「メッセージがあると紛らわしく、扱いにくいのでしまっておきます」と言ってパケットケースやワレットなどに2枚重ねてさっさと片付けてしまいましょう。
残りの50枚で別途カードマジックを演じれば問題はありません。

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